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教習指導員とは?仕事内容や就職方法を解説

教習指導員とは?

私が生業にしている教習指導員。なかなか珍しい職種らしく、どうやってなったの?と聞かれることが多いので、今回は教習指導員について詳しく紹介していこうと思う。
就職方法や仕事内容について意外と知られていないことも多いのでぜひこの機会に知ってほしいし、興味を持った人が目指してくれると大変嬉しい。

教習指導員とは

教習指導員とは、その名の通り免許を取得するために自動車教習所へ通う教習生に対して指導する人だ。道路交通法によって定められた教習を行っており、公安委員会によって指定されている指定自動車教習所や公安委員会に届出申請をしている届出自動車教習所では、公安委員会の指導に従った教習を行う。

教習指導員の仕事内容

教習指導員には、大きく分けて技能検定員と教習指導員の2つがある。
技能検定員は技能に関する検定を行うのが主な仕事で、教習指導員は教習生の運転技能の指導と学科教習を行うのが主な仕事だ。
学科教習や技能教習以外にも、ペーパードライバーや高齢者ドライバーに向けた安全運転講習を行ったり企業から委託を受けて運転指導講習を行ったりすることもある。

教習指導員になるには

教習指導員になるために、まずは資格を取らないといけないと思っている人も多いようだが、教習指導員になるには自動車教習所へ就職するのが一般的だ。
そこで、指導員候補生として入社して、社員として働きながら指導員の資格取得を目指す。
指導員になるために何らかのスクールへ通ったり資格取得を目指したりする必要がない点は、多くの人に驚かれるポイントだ。

教習指導員になるためには、「事前教養」を受けたあと、「指導員審査」にクリアする必要がある。指導員審査に合格後は、さらに「事後教養」を受けてはじめて教習指導員として認定される。
もちろん、指導する車種の運転免許持っていることが前提なので、何も免許を持っていない状態で教習指導員になりたいなら、まずは免許取得を目指すのが先決だ。

教習指導員の魅力

時間はかかるが、働きながら資格取得のサポートを受けられるのは大きな魅力だし、国家資格を取ってキャリア形成したい人にとっては非常に効率的ともいえる。
自分が教えた教習生が成長していく姿を間近で感じられるのはとてもやりがいがある。人に教えたり話したりする人にとっては向いている仕事と言えるだろう。
自動車や二輪車の運転が好きで教えることが好きな人は、ぜひ教習指導員を目指してみてはどうだろうか。