自動車の免許取得とは異なり、二輪免許の講習では持参する持ち物も変わってくる。はじめてバイクに乗る人にとっては、どんな感じか事前に把握しておきたいという人も多いだろう。
教習所の様子を知っておくだけでも、スムーズな合格に向けた準備や事前の想定ができておすすめだ。
このページでは、二輪免許を取るまでの流れや教習の内容、持参すべきものについて解説していく。
学科教習が必要な人とは
自動車免許を持っていれば学科試験は免除されるため、学科教習は受けなくても良いが、普通免許を持っていないという人は学科試験も必要となる。
学科教習を受けないと仮免許を取得できないほか、仮免許を取得しないと受けられない学科教習もある。いずれにしても学科教習は早めにクリアしておくようにしよう。
二輪教習に必要な持ち物
バイク教習では、普通免許を取得する際とは異なり、持参すべき持ち物や服装もある。教習所によっては貸出してくれるところもあるが、バイクに乗ると必要になるものばかりなので事前に揃えておくのがおすすめだ。
ヘルメット
実技教習では、125cc以上のバイク用ヘルメットを持参する。PSCマークやJISマークのついた、安全基準が満たされたヘルメットを購入しよう。
自分のサイズに合ったヘルメットとは、首を振ってもずれない、頭にフィットした大きさだ。ヘルメットは頭部を守る機能がしっかりと備わっていることが大切。外れないようにあごの部分をしっかりとベルトで固定できる、一度も強い衝撃を受けていないヘルメットがものを選ぼう。
グローブ
二輪用のグローブか、指を動かしやすいタイプのものを用意しておこう。教習所によっては軍手がNGのところもあるので注意が必要だ。
シューズ
シューズはライティングブーツがベストだが、普通のシューズで構わない。安全を考慮して、ハイカットスニーカーなど足首を守れる靴を選ぶようにしよう。
服装にも注意が必要
教習を受ける際は、長袖、長ズボンを着用し、首から下の露出がないことが求められる。なるべく生地が厚く、ズボンは膝や腰にゆとりのあるものを選ぶと良いだろう。
雨の日のバイク教習では、レインコートと防水仕様の手袋、ライディングブーツを着用する必要がある。これらは教習所で貸し出してくれることも多いが、衛生面が気になる人は自分で用意するのがおすすめだ。
雨の日はチャンス
雨の日に濡れたくない…という気持ちは分からなくもないが、雨の日のバイク教習は実はチャンスでもある。悪天候時の視界の悪さや制動の難しさを体験できるし、雨の日の乗り方について教えてくれるため、免許取得後の実践で役立つからだ。
また、卒業検定時に急に雨が降ってくることもある。雨の日の教習、一度は受けておくことをおすすめする。