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普通免許の学科教習のポイント

学科試験

自動車の普通免許を取るために、必ずクリアしなければならない学科試験。
実技に目を向けがちだが、学科教習もバランス良く受けておくと効率的に卒業までのステップへ進ことができる。
指定自動車教習所では学科教習がカリキュラムに組まれているほか、一部の届出自動車教習所においても希望者に対して行なってくれる。
ここでは、教習所での学科教習の流れや受講のポイントについてお伝えしていこう。

1.まずは先行学科を受けよう

学科教習には大きく2段階あり、最初に受けなくてはならないのが先行学科だ。先行学科では、基本的な交通ルールや交通マナー、歩行者保護の概念などを学ぶ。受ける学科に順番はなく、予約を取りやすいものから受ければ問題ない。
ただし、先行学科を全て受け終えないと実技教習を受けられないようになっているので、次のステップへ進むためにも早めに受講しよう。
教材は教習所から配られるので自分で揃える必要はないが、ペンやマーカー、ノートなどを持参するとポイントをメモすることができるので便利だ。

2.仮免許取得後の学科教習

先行学科をすべて受け終えたら、次のステップではより実践的なステージを学ぶ。
この学科教習でも順番は問われないので、受けたい教習から自由に受ければ良い。
ただし、仮免許を取得しているのが条件となるので、先行学科を終えたらまずは仮免許取得に向けて実技教習に集中することになるだろう。
仮免許取得後の学科教習は、応急救護や交通事故防止、悪天候や踏切のある道路など、さまざまな条件下での運転の注意点など、安全運転のための教習がメインとなる。
ほとんどの学科が授業のような座学スタイルだが、「応急救護」の教習では救命シミュレーション用の人形を使った教習もあり、万が一の事態を想定しやすくなっている。

スムーズな卒業のポイント

実技教習には1日に受けられる教習に上限があるが、学科教習には上限が設けられていないところがほとんどだ。
休日など、時間がある日に一気に受講しておくと、その後のスケジュール調整が楽になるだろう。
ただし、「経路の設計」と「高速道路での運転」の教習を受講していないと、この2つに関連する実技教習を受講することができない。同時に実技教習も進めて早く卒業したいという人は、この2教習は早めに受講することをおすすめする。

混み合う時期は入念な受講計画を

前のセクションで学科教習には予約は必要ないと記したが、「応急救護処置」と「危険予測ディスカッション」の教習だけは異なるので注意しておきたい。
これは、一度に受講できる人数が限られているためで、この2教習のみ予約が必須となる。
特に進級や進学と重なる2〜3月のシーズンは予約を取りにくくなるので、早めにスケジュールを調整して押さえるようにしておこう。